川本歯科.com

川本歯科医院ではISO14001を取得していましたが、諸事情でこの度、それを返上し、独自の環境・衛生に取り組んでいくことといたしました。

ゴミ減量には、「使い捨て」を止めることですが、
それは現場では衛生面の劣化を意味します。それでは患者さんに良い医療の提供ができません。


川本歯科医院では、この衛生面を高度に保ち、同時に環境を考えることで日々の診療に当たっています。


私達従業員の標語は

　　　　　　　　　　「　私達は環境を考えます。
　　　　　　　　　　　　私達は衛生を考えます。」
です。

ここで、環境を犠牲にしてでも衛生面を重視している現状を示し、患者さんのご理解を賜りたいとおもいます。

１、スリッパボックス

電気を使用することで、化石燃料の消費が増大し環境面では歓迎されませんが、患者さんが毎日使用するスリッパをオゾンガスと紫外線で除菌することによって衛生面を重視しました。

２、水クリーナー

診察台の足元に備え付けられた水クリーナーです。
患者さんがお口をすすぐ水はここで除菌されます。
配管内には菌が多いという報道があり、１３年１０月に設置し、衛生面を向上させました。

３、タービン・エアーノズル他

患者さんの歯を削るタービンや、歯石を除伽する機械、口の中に水や空気をかけるノズルは約３０本用意し、患者さんごとに交換し、殺菌消毒をしています。







特にノズルは交換後さらにビニールを被せ、操作部分を保護しています。

４、エプロン・コップ他

紙コップ・紙エプロンさらに、患者さんの頭にあてがうヘットレストのカバーもすべて紙。

すべて使い捨てです。

これは、ゴミの増加につながり、環境面では良くないことですが、ここでも、衛生面を重視させていただきました。


皆様の治療中に使用するタオルですが写真にあるような、医療用品（唾液・血液付着）専用の洗剤（１万円します！）で洗濯・消毒されています。

５、診療器具セット

治療器具であるミラー・ピンセットなどはトレーに載せたまま滅菌パックで包装し、患者さん一人ごとのセットにして、オートクレーブという滅菌装置（１．３気圧、１３０度で滅菌）しています。これも滅菌パックがゴミとして排出されますが、これも衛生面を重視させていただきました。　

注射器、その他の器具も同様です。

５、診療器具セット

従業員や院長の手洗いの消毒は写真の装置で消毒を行います。
ここで使用する消毒液はノズルから流れ出て、下水に入るころには、無害となり、普通の水と同程度になります。










患者さんのお口の中で使用する薬液もこれと同様に、水を電気分解し、酸とアルカリに分けた液を消毒薬として使用しています。

これも直ちに普通の無害な水にもどり、下水を汚染しません。

７、リーマ・ファイル

リーマ・ファイルとは歯の中の神経を除去したり、神経の管を掃除する器具のことです。
かなり高価なものですが、血液が付着しますし、細菌も多く付着することから、当医院では滅菌パックにリーマ・ファイルを患者さんの「名前を記入し保管」とさせていただいております。
つまり、自分専用の器具があるわけです。同じ血液の付着する注射針が使い捨てならば、当然リーマ・ファイルも他人のものは再使用すべきではないものと考え思い切って実行いたしました。

８、その他

トイレの清掃とトイレスリッパの消毒交換は1日に２～３度清掃・交換を行い、それを記録し、皆様に提示しています。



トイレの清掃とといれスリッパの消毒交換は、1日に２～３回行い、それを記録し皆様に提示いたします。











待合室の空気はカゼのウイールスも除去する空気正常器を設置させていただき、カゼ等の待合室での感染防止に役立てればと思います。

ここに記載した内容は院長の思いついたままに実行させていただいた事柄です。


患者の皆様がお気づきの点がありましたら、院長までご助言くださいますよう、お願い致します。



追伸お願い：口紅を使用の患者さんは洗面所に左記のような口紅を落とす「液」をご用意いたしています。診療前にご利用くださいますよう、お願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川本歯科医院院長　　　　川本　陽司